[Shared Campus Summer School + IUEP 2025 Ehime] 地球/土から学ぶ – 国連持続可能な開発目標と芸術

日程
2025年8月31日 – 9月14日

 

開催場所
愛媛県 松山市、砥部町、今治市

 

参加教員
今村有策(グローバルアートプラクティス専攻 教授/グローバルサポートセンター長)
三上 亮 (東京藝術大学 美術学部工芸科 教授)
林亞婷 (台北芸術大学 国際交流室長・舞踊学部准教授)
楊育睿 (台北芸術大学 博物館学研究科 助教授)
カウシック・チャクラボルティ (NID コミュニケーションデザイン、アニメーション映画デザイン 教員)
ヴァルン・シャシュニ (NID アパレルデザイン 教員)
江上賢一郎 (東京藝術大学 グローバルサポートセンター 特任助教)
田中 John 直人 (東京藝術大学 国際芸術創造研究科)
加藤康司 (東京藝術大学 グローバルサポートセンター スタッフ)
宮内芽依 (東京藝術大学 グローバルサポートセンター 特任助手)

 

リサーチ協力

今治市
丹下健三建築群 (市役所、市民会館、公会堂、愛媛信用金庫今治支店)
愛媛県漁業協同組合 宮窪支所
能島城跡
村上海賊ミュージアム
越智久石材
亀老山展望台
森のともだち農園

砥部町
大下田古墳群
砥部ミュージアム通り
砥部焼伝統産業会館
砥部焼創作館 (登窯史跡)
陶房遊
砥部衝上断層
採土場 (伊予鉱業所)
製粉所 (砥部陶磁器原料)
すこし屋 松田窯
五松園窯

松山市
愛媛県庁
道後温泉
ひみつジャナイ基地
宝厳寺
伊予織物工業協同組合

 

協力
ひめラー
Artist In Residence 湯 -yu-
地域のみなさま

 

連携地域芸術祭
art venture ehime fes 2025
主催: art venture ehime(愛媛県×東京藝術大学)
共催: 今治市、砥部町、内子町
          art venture ehime fes 2025 office (NINO inc. / 株式会社NINO)

 

本プログラムでは、「土」と「土地」に焦点を当て、人間と土の関係を見つめ直すとともに、アートを通して古代から続く世界観を再発見し、持続可能な社会のあり方を探ることを目的として実施し、香港、シンガポール、オーストラリア、インド、台北、東京、チューリッヒの世界各地の美術大学で学ぶ学生の29名が参加しました。土は、植物や農産物を育む生命の基盤であると同時に、陶芸の素材として文化的活動を支えてきた存在でもあります。人間の営みに深く関わるこの「土」という存在を手がかりに、自然環境や地域文化との関係を多角的に考察しました。

東京藝術大学では近年、世界展開力事業の一環として「土と土地」をテーマに掲げ、アートの視点から持続可能性に関する課題に取り組んできました。本プログラムでは、その実践の場として愛媛県を拠点に設定し、地域に根差したリサーチと制作活動を展開しました。

プログラム前半では、愛媛県内の松山市、今治市、砥部町を中心にフィールドリサーチを行いました。各地域が直面している環境課題の調査、文化施設や伝統工芸の現場訪問、講義などを通して、日本の地域社会が抱える課題や地域文化の背景について理解を深めました。参加者は、地域の歴史や自然資源、産業との関係を踏まえながら、持続可能な地域文化のあり方について考察を行いました。

プログラム後半では、前半のリサーチを基盤として各自のテーマを発展させ、作品制作に取り組みました。制作された作品は、2025年10月に開催される地域芸術祭「アートベンチャーフェス・愛媛」での展示を行いました。地域での調査や交流を通して得られた視点を、作品として社会に発信する機会となりました。

愛媛県は西日本の四国島に位置し、温暖な気候と豊かな自然環境に恵まれた地域です。農産物や海産物、造船業などの産業で知られ、みかんの産地としても有名です。また、温泉などの観光資源や、今治のタオル産業、砥部焼をはじめとする伝統工芸など、多様な地域文化を有しています。一方で、日本の多くの地方都市と同様に、人口減少や高齢化、産業構造の変化といった課題にも直面しています。本プログラムでは、こうした地域の状況を踏まえながら、アートを通じて地域文化の持続可能な可能性について考察しました。