日程
2023年7月3日 – 15日
開催場所
[SIC] Space for International Cooperation (アテネ、ギリシャ)
エレフシナ市 (西アッティカ県)
アスプロピルゴス市 (西アッティカ県)
参加教員
ヘザー・バーネット (ロンドン芸術大学 セントラル・セント・マーチンズ校 修士課程 アート&科学コース長) 【英】
ヌリア・クラマー (チューリッヒ芸術大学 Shared Campusプログラムマネージャー) 【SC】
譚 廸詩 (デイジー・タム、香港浸会大学 人文科学プログラム 准教授)【SC】
今村有策 (東京藝術大学 大学院美術研究科 グローバルアートプラクティス専攻 教授)
江上賢一郎 (東京藝術大学 グローバルサポートセンター 特任助教)
ゲスト講師
エミリア・ブゥリテッティ (アーティスト、ギリシャ)
ヨルゴス・パパドプロス (アート・コーディネーター、ギリシャ)
カレン・アダム (建築家、ギリシャ)
フィトゥリアニ・ドゥイ (アーティスト、インドネシア)
協力
アスプロピルゴス市役所
アスプロピルゴス市地元農家
Space for International Cooperation
概要
オーストラリア、メルボルンとギリシャ、アテネの二ヶ所で開催された本プログラムに大学院修士・博士課程学生三名を派遣しました。このプログラムでは、連携校のロンドン芸術大学、モナッシュ大学、チューリッヒ芸術大学、香港浸会大学と本学が連携して企画運営に取り組み、両都市の開催地を繋いだシンポジウムも開催しました。
アテネでは、近年国際的に注目されているエクストラクティビズム(採掘主義と訳されるが、ある意味で経済的、文化的な収奪に関することを扱う)をテーマに、過去、現在、未来にかけて起きた都市や地理空間の変化と、経済的搾取のプロセスについて調査・マッピングしました。
市内のアートスペースを拠点に、アテネの都市空間の変化について学ぶレクチャーを受け、またエレフシナ市港湾およびアスプロピルゴス市の近郊農家へのフィールド・リサーチを行い、エクストラクティビズムの物質的な影響のみならず、その背景となるグローバル経済との関連を考察しました。これらのリサーチの成果はアスプロピルゴス市内中心部の時計台、およびアテネ市内のギャラリーにて作品やパフォーマンスとして展示・発表し、アテネ地元コミュニティに本プログラムの成果を共有することができました。