日程
2023年7月3日 – 7月15日
開催場所 (オーストラリア、メルボルン)
モナッシュ大学 芸術・デザイン・建築学部 コールフィールドキャンパス
ビクトリア国立美術館
メルボルン博物館
発電所 (Yallourn、Loy Yang、Hazelwood、Morwell)
集合型風力発電所 (Toora)
ウィルソンズ・プロモントリー国立公園
参加教員
ニコラス・マンガン (モナッシュ大学 美術学部 准教授)【豪】
エドゥアルド・カイルス (モナッシュ大学 建築学部 講師)【豪】
デジレー・アイビナリアーダ (モナッシュ大学 デザイン学部 講師)【豪】
宮内芽依 (東京藝術大学 グローバルサポートセンター 特任助手)
ゲスト講師
リカルド・アヴェラ (研究者)
マリア・カンプーリ (研究者)
テレーズ・キーオ (アーティスト、作家)
マリア・ペテイナキ (建築家)
協力
ビクトリア国立美術館
ヤールーン発電所
オーストラリア、メルボルンで開催された本プログラムでは、自然資源と先住民文化に対する収奪の問題をテーマに、燃料採掘によって自然、生活、文化環境に大きな影響を受けた地域へフィールドリサーチを行い、現地の環境やコミュニティに直接触れ、変化を観察、ヒアリング、記録をすることで、採掘主義がもたらす影響について実感を伴う理解を深めました。
プログラムではディスカッションやグループワークを中心に、学生たちが専門家や他の参加者と意見を交換し、異なる視点から問題を考える機会を得ました。さらにフィールドトリップやディスカッションを通じて得た知識や洞察を基に、二〜三人のグループで一つの映像作品を制作し、アテネの参加者に向けてもオンラインで発表する場を設けました。理論と実践を融合させた学びを深めると同時に、異なる価値観をもつ他の学生との共同制作を通じ、国際共同の難しさも味わう充実したプログラムとなりました。